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マーシャとの日々の終わり

去年の3月からお世話していたマーシャ、急な展開でホームケアが困難になってしまい、
身の回りのヘルプという私の仕事は先週の金曜日でピリオドを打ちました。

「急な展開」というのは、アルツハイマーの症状が急激に悪化してしまったのです。
この病気の症状の悪化に、きっかけというのがあるのかどうかはわかりませんが、
あるとしたら、去年の10月に転んで右肩を負傷したのが混乱の始まりなのかなと思います。
それと、以前にも書いた「居候事件」。
この居候事件の頃から、言動が特におかしくなっていたのは目に見えて明らかでした。
そして次第に、穏やかで優しかった上品な老婦人の人柄は影を潜め、
代わりに、いらついて頑固な、愚痴や悪口しか言わない凶暴性すら覗かせる老人になってしまったのです。

去年のクリスマス明け頃からは、それはそれはひどい状態でした。
観葉植物や花の鉢、洋服や身の回りのものなどを手当たり次第ゴミ箱や裏庭に放り投げ、
そしてその直後に「息子がこんなひどいことをした!」と怒りまくり、更にもっと物を散乱させるという繰り返し。

そして極めつけは、床に転がる排泄物。 これには私もさすがに耐えかねて、
 「最近ではかなりひどい状況だから、私のような一日三時間の単純なヘルプではなく、
 もっと専門的な治療と介護が必要だと思います」
と、彼女の息子に電話をしました。

ちょうど電話した時、彼はケアホームの見学に来ているところだったようで、
母親のことはそういう方向で考えているが病院の診断書なども必要ですぐに入居できるわけではないので、
無理は言いたくないが、できればもう少しヘルプをしてくれないかと頼まれました。
現実問題、私も収入が必要ですから、とりあえず「ベストを尽くします」と引き受けたんですね。

しかしその数日後、診断書の結果を見たケアホームから「凶暴すぎる」という理由で入居を断られたんだそうです。
そこで息子は再び病院で新しい薬を出してもらい、これで少しは落ち着くかと誰もが期待していたのですが、
症状はひどくなるばかりで、結局息子も精根尽き果て、精神病施設へ連れて行くという決断を下しました。


私は自分なりにできる限りのことはやり遂げたので悔いはないけれど、
それでも何とも悲しい、後味の悪い結末となりました。
マーシャの息子も、暴れて嫌がる彼女を施設へ置いてその場を去るときには、どんなにか辛いことでしょう。
自分がその息子の立場だったらどうするだろうか。 やはり同じ決断をするんじゃないか・・・・・。
現に、私の母は日本で介護施設に入っています。 (といっても、不自由な足のせいですが。)
近くで面倒を見てあげることもできず、それどころか親孝行すら何もせずに今まで来てしまいました。

そういうことを考えていたら無性に母の声が聞きたくなり、電話をしました。
受話器の向こうの母の声は精気のある元気のいい声で、当たり前だけどちゃんと人間らしい会話が成り立ち、
そういうことがとてもありがたく感じました。

先週の週末に兄の家に外泊して、嫁さんに買い物と誰それかの展覧会に連れて行ってもらったことを
それはそれは楽しげに話すのを聞きながら、泣きそうになるのを必死でこらえた私でした。



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by avocadowasabi-2 | 2010-01-18 10:44 | 仕事

ちょっと心配なマーシャの今後

私が月曜から金曜の午前中にお世話しているマーシャの家に、サンクスギビングの頃から居候の女性がいました。
居候というとなんだか聞こえが悪いんですけど、
本来はワシントン州に住むこの女性、車にキャンプ道具などを積んで気ままに一人でこの町にやってきて、
長期滞在をするところを探していたのだそうです。
以前はこのエリアにも住んでいたらしく、たまに気が向いたらこうやってやってきては滞在するんだとか。
サンタフェにも7ヶ月住んでたことあるし、どこそこにも期間限定で住んでたし・・・と話す彼女。
ワシントン州は冬が寒いから渡ってくるんかいな??

マーシャの息子が彼女とコーヒー屋でたまたま会い、マーシャの家の1室に無料で泊めてあげるから
そのかわりに、夕食や夜の間の管理をやってくれないか、という話になったそう。
女性もタダで泊めてもらえるし、マーシャの息子にしてもヘルパー代を払わずとも済む、という両者においしい取引。

アメリカ人って、こういうところがお気楽だよなぁ~。


この女性(モニカという名前)、年齢は40代後半か50代前半くらいで、なんたらかんたらのドクターだったらしい。
                              医療用語って難しくて結局彼女が何のドクターなのかわかんない(苦笑)。
おそらく、このドクターという肩書きを信頼して息子はこの取引を持ち出したんでしょう。

私は今週の月曜日にモニカと初めて会ったんですが、とても良さげな方のようで、
タダで泊めてもらっているからか、食事の世話、掃除・洗濯など小まめにいろんなことをやってくれているようでした。

しかしですね、今日、突然、「私もうやってられないから出て行くわ」と、さっさと荷物をまとめ始めたんですよ。
そして、あっという間に去って行きました・・・。

なんでも、その前の晩、マーシャが機嫌が悪く、そのうち怒りを爆発させてモニカを叩いたりしたのだそう。
そして夜中も、何度も徘徊していたからモニカも全く寝れなかったらしい。
マーシャの息子に電話しても、あんまり取り合ってくれなかったので、それがまたモニカにとっては腹が立ったようです。

私はモニカの気持ちもよくわかるんだよねー。
アルツハイマーの患者と一緒に暮らしていたらそりゃーー大変だよ。
私は午前中だけのお世話ですが、時にはマーシャの相手がかなりしんどくて、
自分自身が爆発しそうになることだってありますが、時間が来ればそこから離れることができるので
翌日にはリフレッシュしてまたマーシャに向き合えます。

モニカはよくやってましたよ。
なんたらかんたらのドクターだったからマッサージやリラクゼーションも取り入れてくれてたし、
栄養学に関してもかなり詳しく、ヘルシーでおいしいものを毎晩作ってくれてたし。(私のランチの分まで♪)

でもね、多分、ちょっとやりすぎたんだと思います。
モニカにしてみれば、泊めてもらっているから自分にできることはいろいろやってあげよう!と張り切り、
いみじくも、なんたらドクターの肩書きがあるわけだから、専門的な知識と経験を生かさねば!と、
気負いすぎたんだよね。

知らない人が自分の家に宿泊し始めた、ということだけでもマーシャにとっては混乱することなのに、
その人があれこれと新しいやり方で働きかけてきたら、そりゃ心地いいものではないでしょう。
私だっていやだ。

一口にアルツハイマーといっても、患者個人の性格によってサポートのやり方も様々に違って当たり前だと思います。
モニカのやり方は知識に基づいて正しいことだったかもしれないけれど、
マーシャの気持ちが安らぐことではなかったのでしょう。
モニカが滞在し始めてからというもの、マーシャは毎朝混乱してたし、
時にはびっくりするような妙なことを言い始めたりしていました。

アルツハイマーもいろんなパターンがあるのかもしれないけど、
マーシャに関しては、今日一日の段取りなんてのを説明しちゃうと、すぐ混乱に陥ります。
彼女は自分がアルツハイマーだから、ミスを犯さないようにと必死なんです。
そのため、自分がすべきことをものすごく理解しようとするし、忘れないようにと一生懸命になります。
だから、「これをしてあれをしてそれからこれをしてください」なんて言ったら彼女の思考回路は爆発するんですね。
今しなければならないことだけを伝えてそれを確実にやる、このやり方だと彼女もひとつのことに集中できて
ヘルパーにとっても随分とやりやすくなります。
これも、彼女のお世話をやり始めて自分が試行錯誤で得た答え。


モニカはマーシャといい関係を築く前に去っていってしまって残念だったけれど、
モニカにしてみれば、マーシャのヘルプをするのが目的ではなかったわけだから、
いくらタダとはいえ無理をしてまで滞在する筋合いはないし、またそんな義務もないわけですよね。
かえって、早めに見切りをつけてくれて良かったとも言えます。

しかしですね、マーシャの息子は実はモニカに会う前から、マーシャと一緒に住んでくれる人を探していたんで(モニカと同じ条件で)、これからどうなるのか・・・・。

マーシャは他人が同居するのには居心地が悪そうで、そうなると彼女はどんどん混乱して症状がひどくなりますよ、と、息子に話そうとは思ってはいるんですが、こいつがめちゃくちゃ頑固なヤツでして・・・・・・。

マーシャが一番恐れている「介護施設行き」が現実に近づかねばいいけれど、と願うばかりです。








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by avocadowasabi-2 | 2009-12-03 20:04 | 仕事

春・花

今年の二月から週一回、ひょんなことから書道の個人レッスンをさせていただいています。
生徒さんはクローディーンという名の50代(多分)の女性。
とても熱心な生徒さんで、今月はなかなか味のある作品ができました。

a0080368_1329494.jpg

結構、いい感じでしょう?


書道をやっていた経験を生かして、アメリカで書道を教えたことは今までに数回ありました。
といっても、学校でのボランティアで、アメリカの子供達に日本文化を知ってもらうというような程度ですから、習字道具を使って自分の名前をカタカナで書いてみるという楽しい異文化体験で、「教える」というほどのものではありません。

ですから、クローディーンに教えることになった当初は、「さて、どういう風に進めていったらいいかしら」と、
かなり悩みました。
漢字どころか日本語も全く知らないわけですから、最初から自由に書いてもらおうか・・・とも思ったんですが、
やっぱり、基本を知ってもらわないことには文字を崩す楽しみもないし、何と言っても線が生きてこないと思うんですね。
彼女自身も、基本からやりたいと言ってくれたので、最初は簡単な漢字一文字を課題にし、横線、縦線の打ち込みや止め方、はらい方などをじっくり練習してもらい、ある程度筆がよく動くようになり、線も生き生きとしてきたら、今度は自由なスタイルで書いてもらう、というやり方をとってみました。

実を言うと、行書を教えてしまうと、基本に忠実な楷書がつまらなく感じて、自由な創作のスタイルだけでやってみたい、という気持ちになるんじゃないかな、と、正直不安に思っていたんです。

しかし、そういう私の危惧はよそに、クローディーンは実に真面目に取り組んでくれ、上の写真にある「春」のほうは、楷書をかなり練習したあとに、自由に自分を解放して出来上がった作品です。
もちろん、最初は私が数点サンプルとして形の違う書法を見せますから、彼女もそれを真似しながら字の崩し方を学びますが、ある程度動きを理解したら、徐々に自分流に表現してくれました。

もうひとつの「花」のほうは、崩した字を練習したばかりの作品で、まだ自己流には到達していない途中の段階。それでも、なかなか趣があるとおもいませんか?


そもそも、クローディーンに書道を教えることになったのは、私が以前勤めていたレストランで彼女のテーブルを担当したのがきっかけでした。
日本のことをあれこれと聞かれ、書道についてもちらりと話題に上りました。(書道をやったことがあるかどうか、というようなそんな程度のことだったと思います。)
そして、帰り際に彼女から「書道を教えてくれる気持ちがあれば電話を頂戴」と、名刺を頂いたのです。
人間の出会いって不思議なもんです。
この日、クローディーンのテーブルを担当しなければ、彼女と出会うこともなかったわけだし、また、私自身も弱気になって(かなり悩みましたから!)彼女に電話をしなければ、書道を教える機会ものがしていたわけですよね。

このレッスンのおかげで、私も久々に筆をとって文字を書くチャンスを頂き、私にとっても楽しみな時間になっています。




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by avocadowasabi-2 | 2009-05-14 22:24 | 仕事

新しい仕事

気がつくと三月も後半。
息子は野球で練習に試合にと明け暮れ、長女は高校のスイミングが先月から始まってこれもまた毎日練習練習で、
次女は次女でつい最近陸上をやり始め、母親の私は、夕方はあっちへこっちへと運転手として慌しい毎日です。

そんな中、先日、2年8ヶ月勤めた日本料理のレストランを辞め、お年寄りのヘルパーという新しい仕事に就きました。
レストランの仕事内容に特別な不満があったわけではありません
このカウンティでは珍しい日本人経営で、おまけに日本人スタッフも数人いて、日本人としての価値観が優先される
働きやすい職場でした。
客層も良くて、日本人スタッフに対しては特に好意的に接してくれる方たちが多かったように思います。(日本人が極端に少ないエリアですからね)
おまけに時間的にも融通が利いたので、子供のいる主婦にとってはとてもありがたい環境だったし、
そしてなによりも、同じ日本人スタッフのHさんとの同年代ならではのおしゃべりもとても楽しく、
ずいぶんとストレス解消にもなっていました。

別の仕事を探したいと強く思い始めたのは1年半ほど前から。
長女が高校になり、大学進学という大きなステップが目の前に近づいてきて、
今よりもさらに支出が増えていくなぁという、現実的な問題が目の前にちらちらとぶら下がってきたんですね。
長女のあとには次女、長男と、さらに後は続いて行きますから、2年後に長女が大学に進学したら、
それから最低でも10年くらいは子供達の大学資金で四苦八苦するわけです。

 「これからあと10数年、現在よりも収入が多くなければかなり辛い状況になるな・・・」
 「あと数年くらいは今のレストランで働くことは可能だけれど、体力的にだんだんと無理も出てくるわけで、
 一番お金の要るときに転職を考えるのは、かなり無謀なことよねぇ」
 「年をとってもずっと続けられる仕事を今から見つけなくては・・・」

などといういろんな不安や悩みが、次第に頭の中でもやもやと渦巻き始め、とにかく自分にできること、
自分がやりがいを持ってできる仕事を・・・と思いつめて、レストランの仕事の傍ら、去年から日本語を教えたり
習字の個人レッスンをしたり、折り紙クラスを始めたりもしていますが、なかなか期待するほどの収入には繋がりません。
そんなときに夫繋がりで転がり込んできたのがこのヘルパーの話でした。

一人暮らしの老婦人の簡単なお世話をする仕事で、主な仕事といえば、おしゃべりの相手をしたり、散歩に連れ出したり、食事のお世話をしたり、また、週に一、二度のシャワーのお手伝いをしたりというもので、医療的な介護は全くなく、経験が無くてもいいとのこと。
お年寄りのお世話をするというのは、実はレストランの仕事を見つける前から少し関心があり、求人に応募したこともありました。

ただ、この方は、アルツハイマーを患っていらっしゃるということで、ヘルパー未経験の私にはそのことだけが不安材料でしたから、仕事を引き受ける前に一度面会させてもらいました。
ところが実際お会いしてみたら、とても優しい穏やかな感じのいい方で、私で役に立つのであれば是非お世話をさせていただこう、と思い即決したというわけです。

このご婦人のお世話をどのくらい続けさせてもらうのかはわかりませんが、この経験はまた次へと繋がっていくだろうし、私自身、彼女のお世話を通して学ぶものがたくさんあるように思います。
新たなチャレンジ、がんばりま~す!



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by avocadowasabi-2 | 2009-03-27 21:04 | 仕事

臭くてどーもすいません・・・。

アメリカのスシレストランで働き始めてもうすぐ2年半になろうとしています。
客商売というのは、おもしろくもあり辛くもあり・・・・・。

先日のことですけど、若いカップルのテーブルを応対しました。
最初からなんだか不機嫌そうな二人。
ちょっと苦手なタイプだなぁ、と思いながらも、飲み物を出したり、アペタイザー的なものを出したりしているうちに、なんだか少し和んだ雰囲気になってきたので、「お腹が空いていて不機嫌だったのかな?」とちょっと安心しておりました。
メインの食事もおおかた済んだころ、「ほかに何かご注文はありますか?」と様子伺いに行ったら、女性の方が待ってましたとばかりに「ちょっと不満を言いたいんだけど」と、怒った顔で私に向き直りました。

「食事をし始めた時から、とっても変な臭いがしていたの。それがしばらく何なのかわからなかったんだけど、どうもこのお皿が原因のようで、におってみたら汚れた土のような匂いがするわ」
と、お刺身が盛ってあったお皿を指差しました。
「あなたたち、ちゃんと洗ってないんじゃないの!? こんなお皿で生の魚を出されたかと思うと、ものすごく気持ち悪いし心配なのよねっ!!」と、それはそれはいやーーな顔をして私に食って掛かり、その上、「ここをちょっとにおってみて!」とその正方形のお皿の一角を私に突き出しました。
においましたけど、大根の匂いしかしません。
そう伝えると、今度は連れの男性が、「じゃあ、こっちの角をにおってみろよ」と、別の角を指摘します。
・・・・・・やっぱり、私には大根の匂いしか・・・・・・・


「うちのレストランではまず手洗いをして、それから食洗機に入れて洗っていますから、皿は全部きれいです」と念のため付け加えれば、
「じゃあ、汚れた臭い布巾でふいているんじゃないの!!」なんて言ってきました。
「乾燥まで機械ですから、布巾で食器を拭くことはしません」とまで伝え、そこで会話を中断して問題の皿を持ってマネージャーのところへ相談に行きました。

マネージャーもその皿をにおえども、やっぱり何のにおいもせず。
結局、ご忠告はありがたく頂いて、今後は今以上に気をつけておきます、ということになりました。
そのあと、アメリカ人のウェイトレスたちにこの話をしてお皿をにおってもらったら、やっぱり「大根のにおいじゃない?」と言う。
そして、「大根に限らず、寄せ鍋とかすき焼きとか、においだけを嗅いだら最悪のものって多いわよ。食べてみたらそのギャップに驚くけどね」と彼女たちは更に付け加えました。

ふぅ~~ん、なるほど。 私たち日本人には当たり前のように馴染んでいるにおいでも、外国人にしてみれば耐えられないものって多いのかもしれないなぁ。

この感じわるーーいカップルにはすごく気分を害されたけれど、今後同じようなクレームが来たときや、
もしもこのカップルが万が一性懲りもなくやってきて、またもやおんなじ不満をたれるときがあったら(苦笑)、
「それは大根のにおいですよ」と、冷静ににこやかに応対できると言うもの。
そういう風に考えれば、新たな面に気づかせてもらってありがとうと、気持ちが楽になりました。

気持ちをポジティブに持っていかないと客商売は辛いです。 あ、アメリカ生活もか・・・・・・?。







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by avocadowasabi-2 | 2008-12-10 21:58 | 仕事

注文の多いアメリカ人

レストランでお客のオーダーを取るようになって感じること。
アメリカ人って、なんと注文の多い人たちだろう!

「ロールスシランチのきゅうり手巻きをスパイシーツナロールに変えてくれ」
「私のカリフォルニアロールにはアボカド抜きで、フィッシュエッグのトッピングも無しでお願い」
「照り焼きチキン丼にはネギとブラックペッパーは入れないで、ソースは多めにかけてちょうだい」・・・・・・・・・・・

メニューにあるとおりのものを素直にオーダーしてくれませんかね??と言いたくなる。
これが、4、5人のグループで全員からこうこられたら、注文を受ける方は頭の中がこんがらがっちゃうのだ。それに、このややこしいオーダーをキッチンや寿司シェフたちに伝えるときにも、
「with no eggs」だの、「with extra Teriyaki sauce」だのと付け加えて言わなきゃなんないのもまどろっこしい。
メニューには無いような注文をつける客もたまにいたりする。
「スパイシーツナロールのライス抜き」というオーダーを受けたときには、さすがに「はぁ??」と聞き返してしまった。

それにしても、シェフたちはすごい。新入りがこういう風にあたふたしてオーダーを通しても、表情ひとつ変えず、ちゃんと客のわがままどおりのものを出してくれる。
そして結局、お客は満足して喜んでチップを弾んで帰っていくわけで、これがアメリカ流なんだなぁ・・・と納得する次第。

常連客のそういうわがままや好みをちゃんと把握して、
「照り焼きチキンはいつものスタイルでよろしいですね?」とか、
「本日は地元産のいいオイスターが入っていますがいかかでしょうか?」なんて、さらりといえるようなサーバーになったらすごいなぁ・・・と思うこの頃なのでした。
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by avocadowasabi-2 | 2006-08-21 08:39 | 仕事

2週間が過ぎて・・・

7月の酷暑とは打って変わって最近ではすっかり涼しく、まるで秋のよう。
朝晩など寒いくらいで、長袖Tシャツにスウェットシャツを着込んでいる私である。
極端なんだよねぇ、全く。
猛暑で最高114°F(約46℃)を記録したかと思えば、今日なんか69°F(21℃)。
涼しい方がもちろん楽なんだけれど、もしかしてまた暑い日々が戻ってくるんじゃないだろうか・・・・と考えると、ちょっと恐怖でもある。学校が始まる頃に暑くならなきゃいいんだけど・・・。

ところで、私の仕事のほうはちょうど2週間が過ぎたところ。といっても、この2週間は週3日だけだったので、6日間しか勤めていない。しかも、ランチタイムに入っているので、時間も2時間半から3時間という短い時間。
それでも、かなり疲れますーーー!
体力的な疲れというよりも、精神的にどどっときてます。そのせいか、この1週間くらいずっとお腹の調子が悪い。単に気温が極端に下がってお腹が冷えたせいかもしれないのだけど。

この年で・・・何か新しいことを始めようとすると、かなりのエネルギーが必要になる。
そして、この年で・・・、若い子達に混じって仕事を始めると、かなりの気負いも背負っちゃう。
「えへっ、わかりませーん」とか、
「できませーん」なんて気楽に言えない年齢なのだ・・・。
もちろん、初めて体験する職場でわからないことはたくさんあるし、その都度教えてもらわねばならないことだらけで、そういうことは当たり前のことなんだけど、周りが随分と年の離れた若い子達ばかりだから、余計に妙な気負いが入っちゃうのかもしれない。

ま、でも、日本料理のレストランということで、メニューはもちろんのこと、働く姿勢というのか、そういうものにはすんなりと入って行けるのが私としてはやりやすい。
これがアメリカーンなレストランだったら、そういう場にマッチするウェイトレスとしてのスタイルを掴むまでにかなり時間がかかりそうな気がするし、果たして私に出来るのかも疑問だ。

先週から寿司バーのオーダー取りを始め、今週からはテーブル席の担当も始まる。
この2週間、お客に飲み物のレフィルをサーバーしたり、お皿を下げたりしながら気づいたのだが、案外、日本人らしく振舞ったほうがお客には受けがいい。
「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」はどのスタッフも言わなきゃならないのだが、こちらが会釈をしたり、日本人らしく遠慮がちにお客の様子を確認に行ったりすると、お客の方もかなり好意的に受け入れてくれる。
特に、寿司バーのカウンター席に座るお客は、お寿司がかなり好きな親日派だったりするので、私が日本から来た日本人とわかると、雑談をしてくれたり、自分のことを話してくれたりして、とても気持ちがいい。

最初の一週間は、居場所がない感じで足手まといになることもあり、かなりへこんだりしたけれど、日々やっていく中で、やっぱりちょっとずつ慣れていくものですねぇ。2週間が終わった頃は、少し気楽になっているのに気がついた。
それでも、まだまだ覚えなきゃならないことがたくさんあって、一人前のサーバーには程遠いけれど、慌てずに自分らしく一歩一歩進んでいけばいいかなぁと思ったりしている。
若い子達に、「もう、やっぱりおばさんはこうだから・・・」なんて言われないようにね。
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by avocadowasabi-2 | 2006-08-07 13:26 | 仕事

母働く

ちょっと前の日記で、仕事が見つからない~~!とぼやいていたが、実はあの数日後に、ジャパニーズ・レストランで雇ってもらえることになり、今日がその初日だった。

数週間前にたまたま用があって行った場所のすぐ近くにこのレストランがあり、そのときは「あら、どんなレストランかしら」とチラッと思っただけで、実際食事をしたわけではなかった。

そしてその後、日記に書いたとおりに求人案内に頼る仕事探しが不発続きで、「とにかく何か収入を得なければっ!!」と日ごとにかなり焦りまくっていたときに、ふとこのレストランのことを思い出した。別の市ではあるけれど、フリーウェイで10分足らずのところなので、通うのにも便利だ。
「だめもとでもいいから、訪ねてみよう」と、勇気を奮い起こして、ランチタイムの終わった頃に履歴書を持って行くと、入り口に「Help Wanted!」の貼り紙が!!
あとは、自分でも拍子抜けするくらいスムーズに採用が決まったというわけ。

レストランを出てからの家路、なんだか人生が変わったように晴れ晴れとしたいい気分。
あ~、これでやっと枕を高くして寝れるわい。

というわけで、今日の初日は・・・・というと、忙しくて、何が何だかあっという間に時間が過ぎたという感じ。
新入りだから、オーダーをとることはまだなく、お皿等を下げたり、お冷やアイスティーのお代わりに気を配ったりなどという程度のこと。
慌しいランチ時だから、新入りとはいえ、ぼぉーっとつっ立っているわけにはいかないので、周りを見ながら仕事を理解していくしかない。
他のスタッフだって、新入りに手取り足取り教えている時間はないのだ。

最初はどうしていいのかわからなかったものの、小1時間もしたら、だいたいの流れは分かってきたようなので、さほど足手まといにもならずに動くことができたんじゃないかなーと思ってるんだけど。

仕事中はみんなくるくると忙しくてあまり話をする暇もなかったが、ランチタイムが終わったあとは、みんな気さくに話し出し、細かい雑用を説明してくれたりして、何だかやっとほっとした。

日本人だからメニューの大体はお馴染みのものばかりではあるけれど、それでも、やっぱり覚えなきゃいけない種類は多くて、当分は頭の中が混乱しそうである。

早くサーバーに昇格できるように頑張らなくちゃ!!

13年ぶりの外勤が今スタートした。
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by avocadowasabi-2 | 2006-07-26 16:58 | 仕事

厳しい現実

はぁ~っ、暑いです・・・・。
と言っても、日本の夏に比べたら湿気のないぶん随分とマシなんだけど、やっぱり暑いとげんなりとなってしまう。
こうやってだらりとした体に鞭打って、ここ3週間くらいかなりマジで職探しをしている。
夢のマイホームには、共働きという大きな試練がセットで付いてきたのだ。
毎朝コーヒーを飲みながら、ローカル紙の求人欄を舐めるように見るのが日課になった。

しかしね~、ないんですな、これが。いや、毎日毎日、新聞紙上にはあるにはあるんだけど、私ができそうな仕事がない・・・と言ったほうが正しいのだ。
日本企業がわんさかあった南カリフォルニアでは、求めれば山ほど求人があった。
「この仕事は時給が安いなぁ」とか、
「時間帯が合わないわー」とか、
「遠すぎるし・・・」なんて、
さんざん文句をたれていたあの頃の環境が、なんと贅沢だったことか・・・・・。

このSLO地区では、日本企業なんて皆無なんだから、アメリカ人と肩を並べて同じ土俵で仕事を獲得しなきゃなんないのだ。
これまで、もう何社トライしたかしら・・・。
履歴書を送って無しのつぶてだったところもあるけれど、一応電話をかけてきてくれて面接までこぎつけたところもいくつかある。
その中で、かなりいい印象を受けて、担当者も好意的だったところがあり、これはもしかして・・・・なんて期待していたけれど、結局ボツ・・・。
やっぱり、最後はこの英語力がネックになってるんだろうなぁ・・・・と、かなり落ち込んだりもしている。
何の技術もない自分の身が、かなり腹立たしく、情けなく・・・。

こうなったら、アメリカ人と張り合うのは完璧に諦めて、メキシカンと張り合うか・・・。
ホテルの掃除婦とか、レストランの皿洗いとか、スーパーの肉をパックする係とか・・・。
彼ら移民は、私のようにうだうだしていないで、人の嫌がる仕事でも黙々と頑張っているじゃないか。彼らのファイトを見習おう!
新聞配達ってのもいいぞ。朝がきついけど、誰とも喋んなくていいし、子供達が起きる頃には仕事は終わるから、そのあとは完璧に母親業に専念できるじゃないの!

・・・悩みは尽きないのだ・・・

今日も二箇所訪問して履歴書を置いてきた。
そのうち、数打ちゃ当たるかもしれないし・・・ね。

明日はいい日でありますように!
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by avocadowasabi-2 | 2006-07-19 15:05 | 仕事


San Luis Obispo (SLO) county での田舎暮らし。日々の生活、育児、町のことなど雑感あれこれ。


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