長女の卒業




すっかりブログをほったらかしている間に暦はもう7月。
学校の夏休みももうひと月が過ぎようとしています。はやっ!!

ところで、先月6月は色々と忙しかったことを書きましたが、
実は長女や姪の高校の卒業式も2週続けてあり、家族単位での行事が何かと続きました。

その長女の卒業式は、6月9日(木曜日)に行われました。
私にとっても、初めて体験するアメリカンハイスクールの卒業式。

いやぁー、日本のと違って、卒業生も親や親族、友人たちも、とにかくみなさん明るいわー。
高校を卒業していくにあたってのセンチメンタルな感情なんてほとんどなく、
4年間頑張ってやり終えたという達成感や、これからの未来に向けての希望や喜びに満ち溢れています。

式は夕方から始まり、2時間ほどで終了しました。
今年の卒業生は約300人。
これから、みんなどんな人生を選んで歩いていくんでしょうか。
色々と大変な世の中ではあるけれど、自分を信じて一生懸命頑張って欲しいものです。

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        Class of 2011~~!!


それにしても、自分の子供がもう高校を卒業だなんて・・・。
長女が小さかった頃のことは、つい昨日のことのように鮮やかに思い出されます。
私たちが日本からアメリカに引っ越してきたのは2001年の夏でした。
長女は小学3年生からのスタートを切りましたが、
英会話はできても、読み書きは3年生のレベルにはほとんど達していず、
彼女自身、最初の1年間は精神的にもかなりの苦労があったことと思います。
そういえば、子供たちが学校から帰ってきてから夕方まで、
私も辞書片手に付きっ切りで長女と次女の宿題の手伝いをしたもんでした。

長女は言語の面で他の子よりも遅れがあるということを敏感に感じていて、(親には何も言いませんでしたが)
幼少の頃から内向的で人見知りの激しかった彼女は、
自分をオープンにして他の子と交わるということがなかなかできずにいました。
(家ではその反対におちゃめで活発で妹をいつもリードしていましたがね。)

南カリフォルニアのロングビーチでの5年間の後、ここアタスカデロへ越してきたときには長女は8年生。
ジュニアハイの最終学年でした。
またもや知らない人たちの中で彼女は大丈夫だろうか。友達が簡単にできるだろうか・・・
などという親の心配はよそに、環境ががらりと変わったおかげで、彼女自身も180度変化しました。
日本から来た内向的な女の子、という彼女にとってのマイナスイメージは、
それを知っている人が誰もいない環境に来たことでさらりと脱ぎ捨てて、
本来の自分らしさを伸び伸びと出すことができたのでしょう。

それからは、芋虫が蝶になるという表現のごとく、長女は目を見張るほどどんどん変わっていきました。
友達も男女を問わずたくさんでき、勉強もスポーツも自信を持って取り組み、
人前で何をするにも恐れずに、いい意味で堂々として輝いている様子は
親から見ても眩しいくらいでした。
アタスカデロへ引っ越してきたのは、彼女にとって貴重なターニングポイントになったのでしょう。


そもそも、アメリカ移住を決心した理由の一つは長女のことでした。




アメリカ人とのハーフで髪や目の色が明らかに違い、日本人の中ではどこへ行っても目立ち、
他人の視線を浴びていたうちの子供たち。
マイペースな次女と違って、長女は人見知りが異常に激しかったので、
そんな風に注目されることが苦痛のようでした。
いつも親の後ろに隠れてしがみついていた彼女。
一時的にどもりが出たこともありました。

保育園の卒園作品で自画像を描くのに、
自分の髪や目の色の色塗りだけを残して、最後まで固まっていたらしい長女。
絵は長女の大の得意だったので、不思議に思って尋ねてくださった先生に
ようやく蚊の鳴くような声で「髪と目を黒く塗ってもいいですか」と聞いたそうです。

「私たちが想像もしないような悩みを小さな心に持っていたんですね」と、先生が話してくださいました。

長女はこんな風に他人の目を気にしながら大きくなるんだろうか。
人からじろじろ見られて珍しがられて、それが彼女の内向性をもっと強めるんじゃないか。

子供たちがハーフとしてではなく、単なる一人の子供として伸び伸びと育つには、
アメリカへ行ったほうがいいんじゃないか・・・。


子供のこと以外にも、アメリカ移住へ拍車をかけた理由はあったんですが、
とにかく、異常なほど内向的な長女のためもあって、アメリカへ渡りました。
アメリカじゃ、それこそいろんな人種が集まり混ざり合っていますから、
人と違うのが当たり前ですもんね。

私自身に関しては、アメリカ生活はいまだに自分の周りに薄いフィルターがかかっているようで、
日本に帰りたいと思うことはしばしばです。
でも子供たちにとっては、選択はこれで間違っていなかったと思っています。


移住して今月末で丸10年。本当にあっという間でした。
10年というこの切りのいい節目の年に、
アメリカ移住の理由の一つを作った長女が、すっかり見事に親離れして高校を卒業し、
いつの間にか置いてけぼりを食った感のあるこの母は、
これまでの彼女の成長にいろいろと思いを馳せておりました。

長女は9月から地元にある州立大学に行きます。
大学ではまたいろんなことを学び、いろんな人と出会い、大人としてどんどん成長していくでしょう。

子育ての一人分がほぼ終わり、嬉しいようなちょっとさみしいような、そんな今年の夏です。

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長々と最後まで読んでくださった方、ありがとうございましたー。











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by avocadowasabi-2 | 2011-07-06 09:58 | 子供


San Luis Obispo (SLO) county での田舎暮らし。日々の生活、育児、町のことなど雑感あれこれ。


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